2011年8月10日水曜日

COSEのロゴ印、登場!

こんにちは、早くも8月です!

教育文化学部の学生国際交流委員会(Committee On Student Exchange: COSE)は後期(10月スタート)の留学生受け入れ準備や今後の国際交流の活性化に向けた様々な活動を行なっています。

現在、COSEが力を入れている活動のひとつが留学関連情報の発信と周知です。
このブログだけではなく、公式ホームページも4月以降たびたびリニューアルされ、新しい情報や英語のページが追加されています。

そしてこの度、この活動の一環としてCOSEのロゴが誕生しました!

ロゴのデザイン・制作については、漢字文化や文字デザインに詳しい山元宣宏先生(宮崎大学 教育文化学部 国語教育 漢文学講座)に依頼しました。"COSE"というアルファベット4文字と、「交州」という漢字2文字が配置された、素敵なロゴ印が完成しました。「交州」は"COSE"(=コーズ)という音に漢字を当てはめたものです。どんどん国や地域(=州)が交わって、人々の交流が深まるように、というCOSEの基本理念が込められています。

今回は、そのロゴ印完成までの様子をご紹介したいと思います。(写真はすべて山元先生にご提供いただいたものです。)



こんな感じで作りたいとうだいたいのイメージで原稿をつくります。

左からCOSEというアルファベットが四辺を囲んでいます。
そしてその中央に「交州」の2文字が右から左へ配置されています。
この配置は「四霊印」(下の写真)というデザインにならったもの。






「四霊印」は四辺を囲む4つの動物が中央の文字を守るデザイン。

ということは、COSEのロゴは“COSE”のアルファベットが
「交州」という漢字で表わされた理念を護ってくれるデザインになっているのですね!





      
            印材の下準備として印面を耐水ペーパーで平らに整えます。




 
 小筆を使って朱と墨で布地をおこないます。墨で逆字を書いていきます。

逆さに字を書くのは難しそうですね…






印刀で字が浮き彫りになるように刻します。





書作品に落款をいれるように、篆刻でも石の側面に側款を入れます。

よく見ると「二〇一一年 七月 宣宏 刻」と刻まれています。
ちなみに、右の親指をこの側款の面に添えると上下の間違いなく押印できるそうです。
そして出来上がったのが上のロゴ印です!




アルファベット(西)と漢字(東)がデザインされた篆刻の素敵なロゴ印となり、COSEの委員一同とても気に入っています。今後ブログやホームページ、ポスターなどで活躍してもらう予定です!

制作の依頼を快くお引き受けくださった山元先生、どうもありがとうございました!